入手できなくなるかも!?ホワイトゴールドの結婚指輪

ホワイトゴールドとは?

ホワイトゴールドとは、ゴールドに銀・パラジウムなどの金属が混ざった合金のことです。結婚指輪の場合は、コーティングを施して美しく仕上がります。
ホワイトゴールドの見た目は、プラチナに近いです。プラチナと比べると、柔らかい輝きが特徴。耐久性にも優れているため、結婚指輪の素材としてはパーフェクトな素材です。しかし近い将来、ホワイトゴールドの結婚指輪は手に入らなくなるかもしれません。実際にホワイトゴールドの指輪の販売中止措置が取られた店は、存在しています。

ホワイトゴールドはプラチナ以上に値段が高い?

ホワイトゴールドの指輪が将来的に入手不可になる理由は、コスト面が大きいでしょう。結婚指輪の素材として最も高いのは、言うまでもなくプラチナ。プラチナは滅多に採掘されない貴重な鉱物で、値段もかなりのものです。しかし現在の価格は、ゴールドの方が上です。
ゴールドの値段が高くなった理由の1つは不景気。ゴールドは安定資産の一種でもあるので、景気が悪くなればなるほど値段も高くなる傾向にあります。プラチナの値段の場合は、景気の影響をモロに受けてしまいます。景気が悪くなるとプラチナの需要が下がるため、値段も下がります。今は不思議に思われるでしょうが、プラチナの方が入手しやすくなっているのが現状です。

加工が難しい

加工の難しさも、ホワイトゴールドの指輪が入手不可になる理由でしょう。冒頭にも少し触れましたが、ホワイトゴールドの指輪にはメッキが施されています。メッキが施された指輪は大変美しく、見るだけでも惚れ惚れするほど。でもメッキは時間が経てば、いつか必ず剥がれるもの。剥がれたメッキは元に戻るものの、戻すのはかなりの重労働です。
さらにホワイトゴールドの性質的に、指輪への制作そのものが難しいことも考えられます。超凄腕職人であれば美しく仕上げられるものの、一般的な職人が扱うには限界があるというもの。しかも苦労して制作した割には、得られる利益は限られています。近い将来、ホワイトゴールドの指輪は「超貴重な指輪」として扱われるかもしれません。